馬の毛で”毛糸”ができる!?
皆さんは、馬の毛をストラップにしている方を見たことがありますか?
馬好きな方の中には、馬をブラッシングした時に出た「尻尾の毛」や「タテガミの毛」をストラップにしたり、アクセサリにしたことがあるという方もいらっしゃると思います。
しかーし!
今回はなんと「馬の体毛」の利用方法を思いついてしまったのです!
馬の雑貨を考えている時に、ふと思ったのです。
尻尾やタテガミの毛を使えるなら、体毛だって何か出来るだろう!と。
そこから毛糸を手紡ぎできる方を探し、見つけたのが「ぽわぽこ毛糸店」さん。
ぽわぽこ毛糸屋さんは、全国で手紡ぎしている方をまとめて販売している方。
そんな方に「馬の体毛活用」について相談しました。
すると「馬の体毛は強い」ということが判明したため、馬毛100%ではなく、羊毛と混ぜて毛糸にすることにしました。
出来上がった毛糸が、上の画像です。
毛糸の表面に、茶色い毛がツンツンしているのが見えますか?これが、馬の体毛です!
ツンツンしながらもしっかりと紡がれており、アイデア次第で面白いモノができると確信した瞬間でした!
毛糸を織り込んだ”首里織物”
こうして手間暇掛けて完成した「馬毛糸」。
中途半端な毛糸雑貨にしたくなかったので、アイデアを絞り出し、辿り着いたのが「首里織」でした。
「首里織」とは、沖縄で作られている伝統的な織物。
いろんな織り方、いろんな工房がある中で、見つけたのが「ており首里織工房キューワ」さんでした。
キューワさんの作っている首里織には、沖縄に自生する植物「月桃」を利活用した織物もあります。
「自然素材を利用する」という点で、馬の毛糸との共通点もあり、とても相性が良いと感じたのです。
こうして完成したのが「首里織物」です。
自然素材を利用しているので、とても優しい色合いに仕上がっています。
コースターとして使っても良し。
置物の下に敷いても良し。
パネルに入れて飾れば、伝統工芸のインテリアにもなります。
形あるモノは全て「物」、使い方は皆さん次第です。
実はマステカッターにも!
与那国馬の毛糸を使った雑貨は、実は「首里織物」だけではありません。
一部ではありますが、この贅沢な毛糸を使っている雑貨があります。
それは「馬(マ)ステカッター」と「馬(マ)グネット」。
この雑貨は、木の温もりを感じられる木製作品。
ピリカラマキアートさんという作家さんに製作して貰いました。
2つとも裏に磁石が付いているので、冷蔵庫や玄関ドアなど、色んな所にピタッと貼り付けることができます。
「首里織物」とはまた違った使い方ですが、日用雑貨として日々使えるアイテムです。
木の温もりと、与那国馬の毛糸。
この「馬(マ)ステカッター」と「馬(マ)グネット」で、より自然を身近に感じて貰えたら嬉しいです。
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