ヨナグニウマは与那国島にしかいないの?
皆さんはヨナグニウマは与那国島にしかいないと思っていませんか?
今回は、ヨナグニウマがいる牧場について簡単に説明します。
私が初めて与那国島に辿り着いた2006年10月、与那国島には既にヨナグニウマふれあい広場(1992年設立)がありました。
学校の運動会にヨナグニウマを活用したり、町民乗馬を行ったり、ヨナグニウマと遊べる環境が整っていました。
地域にも理解され、この頃が成熟期だったと思います。
私も当時与那国島でファームステイをしていましたが、同年代のスタッフも多く、とても楽しい時間を過ごしました。
しばらくすると、ヨナグニウマを与那国島以外でも普及する動きが活発になりました。
まずは、静岡県の牧場に5頭を譲渡。
その後は、沖縄本島にうみかぜホースファームを設立し、2010年代になるとヨナグニウマふれあい広場で働いていたスタッフたちが次々に独立し、久米島や石垣島にもヨナグニウマの牧場ができました。
そんな経緯もあり、ヨナグニウマふれあい広場にいた馬たちは、高齢馬も多くなり、頭数も減ったことから一度休止して充電期間に入ります。
そしてコロナ禍の2020年4月、「ちまんま広場」として新しくスタートを切ることになりました。
ヨナグニウマに会える場所・牧場
2022年現在、ヨナグニウマ保護活用協会に属するヨナグニウマの牧場は、全部で5つあります。
2021年5月に新しくオープンした「伊豆の国うま広場」も合わせ、以下の牧場でヨナグニウマに会うことができます。
- うみかぜホースファーム(沖縄本島・南城市)
- 久米島馬牧場(久米島)
- 石垣島馬広場(石垣島)
- ちまんま広場(与那国島)
- 伊豆の国うま広場(伊豆の国市)
※うみかぜホースファームは2022~2023年にユインチホテル南城の敷地内へ移転予定
この他にも、触れ合うことは出来ませんが、上野動物園(東京)、馬の博物館(神奈川県)、楽寿園(静岡県)ではヨナグニウマを見ることもできます。
ヨナグニウマと一緒に出来ること
ヨナグニウマと遊ぶといえば、海馬遊び!
馬と一緒に海に入り、触れ合いながら一緒に遊ぶことができます!
特に、海中ではとっても気持ち良い体験ができます。
それは、一緒に海に入って、馬の尻尾に掴まること!
馬に歩いて貰うと、泳がなくても海の中をスイスイと進めて、とっても気持ちいいんですよ〜!
次のおすすめは、トレッキングです!
各島によって様々なコースが組まれ、ヨナグニウマと一緒に島の魅力を体験することができます。
上達すれば行ける距離も長くなり、コースも色々と増えていきます。
そして、最後に紹介するのは、地域や子供たちとの交流です。
ヨナグニウマの各牧場ではこの地域交流に最も力を入れており、町民乗馬(地域の方は無料)を行ったり、皆で地域全体を盛り上げる意味があります。
また、最近はホースセラピーと言われていますが、ヨナグニウマも子供たちの情操教育のために活躍しています。
運動会にヨナグニウマが参加したり、学校の授業にヨナグニウマを取り入れたりしています。
皆さんもヨナグニウマと一緒に遊び・学び・共に歩んでいきましょう!
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