日本でここだけ!与那国島にしかいない珍しい生き物5選

日本は島国という特殊な環境なので、固有の生き物がとても多い豊かな国です。

中でも、日本最西端の与那国島にはここにしかいない固有生物が多く生息しています。

この記事では、そんな珍しい生き物を5種類紹介します!

日本最大!迫力たっぷりのヨナグニサン

 

与那国島の固有種として最も有名なのは、日本最大の蛾「ヨナグニサン」です。

映画「ゴジラ」に巨大な蛾「モスラ」が出てくるのですが、そのモデルとなったのがヨナグニサンなのです!

ただ、島の中で遭遇することは難しく、二十年も与那国島に通っている私もまだ出会ったことがありません。

島の方によるとヨナグニサンは夜行性のため、日中よりも朝方や夕方頃の方が遭遇しやすいそう。

沖縄の天然記念物にも指定され、レッドデータブックでは「準絶滅危惧種」になっています。

 

ヨナグニサンを見たい方は、アヤミハビル館がおすすめ!

(アヤミハビル=与那国島の方言でヨナグニサンのこと)

この施設にはヨナグニサンに関する展示がたくさんありますよ。

 

アヤミハビル館

https://welcome-yonaguni.jp/guide/507/

悪臭で敵を追い払う!ヨナグニシュウダ

与那国島の固有生物には、あまり会いたくないなぁと思ってしまう生き物もいます。

それは「ヨナグニシュウダ」という蛇の一種です。

基本的には森の茂みの中にいますが、時には畑や人家の近くにも現れたりするそう。

毒もないですし、自ら人を襲ったりもしませんが、ある技を持っています。

 

それはシュウダ(臭蛇)という名前の通り、悪臭を放つことです。

自分に危険が及んだ時に、悪臭を放ってシューッという噴気音をたてて威嚇してきます...!

 

与那国島で森や林の中に入る時は、念のため気を付けましょう。

カラスなの?ハトなの?不思議なヨナグニカラスバト

ヨナグニの名を冠する固有種の中では、皆さんも見慣れた動物の亜種もいます。

それは、ハトの1種である「ヨナグニカラスバト」です。

カラスなの?ハトなの?と思ってしまうような不思議な名前ですよね。

皆さんが街中で良く見かけるカワラバトと比べると、ヨナグニカラスバトは色が黒く、光沢があり、全体的に少し細い身体をしています。

主に先島諸島の広葉樹林に生息しています。

とても警戒心が強いので、「ウーウー」という鳴き声が聞こえても、なかなか姿を見ることができません。

鳴き声を聞けただけでも貴重な珍しい生き物なんです。

乱獲で生息数激減!ヨナグニマルバネクワガタ

与那国島には、特に貴重と言われている昆虫もいます。

近年乱獲によって激減してしまった「ヨナグニマルバネクワガタ」です。

1990年代から2000年代まで、コレクターによって高額で取引されたという資料もあり、その時に乱獲が行われました。

現在では取引が違法となり密猟防止の活動もされていますが、公園整備による森林伐採や台風による倒木被害が原因で、ヨナグニマルバネクワガタが生息する「イタジイ」という木が減少したことも激減の一因となりました。

森林の中にいる昆虫を見つけるのは難しいですが、環境を保全して少しでも数が増えて貰えたらと思います。

ふれあえる天然記念物!癒しのヨナグニウマ

与那国町の天然記念物に指定されている動物に「ヨナグニウマ」がいます。

小柄な馬で、性格は大人しく、以前は駄馬や移動手段として活躍していました。

機械化が進んでからは頭数が減り、現在では130頭近くまで減っています。

頭数減少の一方で、ヨナグニウマと一緒に遊んだり、島の町民乗馬などの活動で活動の幅は少しずつ増えています。

それにより少しづつ頭数は増えており、現在では沖縄本島・久米島・石垣島・与那国島・静岡県伊豆の国市などに牧場が増えていきました。

今後はホースセラピーなど医療の方面でも活躍が期待されています。

 

ヨナグニウマを支える雑貨屋さん

そんなヨナグニウマの保護活用を支援するため、Let’s support!ヨナグニウマという活動をしています。

 

ヨナグニウマの毛で作った物や沖縄の伝統工芸を取り入れた物など、自然素材を使った心を豊かにする可愛い雑貨が揃っていて、購入するとヨナグニウマへの寄付にも繋がります。

 

皆さんも一緒に、与那国島の貴重な馬「ヨナグニウマ」を守っていきませんか?

ぜひかわいい馬雑貨も見に来てくださいね!

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