以前は馬の仕事(外乗ガイド)をしていたのですが、退職後も馬はずっと好きで、趣味として外乗をしに日本中を周っていました。そんな中、2006年に与那国島に辿り着き、ヨナグニウマと出会いました。
ヨナグニウマふれあい広場(現ちまんま広場)にふらりと訪れた時、仔馬が柵の外に出て駆け回っていました。その場に座って写真を撮っていると、ふと仔馬が寄ってきて隣に寝転び、膝の上に頭を乗せてきたのを鮮明に覚えています。
その後も与那国島を訪れるたびに、島のもつ”空気感”とヨナグニウマの”マインド”にどんどんと惹かれていき「第二の故郷への恩返し」の意味も込めて、2018年に現在の活動を始めました。
「与那国島出身なんですか?」と聞かれる事も多いのですが、実はそうではありません。
与那国島出身でもないですし、与那国島に住んでいる訳でもありません。
そんな私が、なぜこの活動をしているのか?
それは、ヨナグニウマの保護や活用は、決して「与那国島だけの問題」ではないと思ったから。
ヨナグニウマを、与那国島の外から支えることだって出来るし、外部の人間だからこそ出来る支援の形もあるはず。
そう信じて、この雑貨販売を通じたヨナグニウマの支援を続けています。
そしてそれは、雑貨の企画や販売をする私だけでなく、SNSでフォローしてくれたり雑貨を購入してくれる皆さんにも言えること。
だからこそ『Let's support!ヨナグニウマ』(意味:一緒にヨナグニウマを支援しましょう!)という名前でこの活動を続けています。
この活動には、ヨナグニウマの他にも欠かせない存在があります。
それは、雑貨を作ってくれる作家さんです。
そして私がこの活動を通して最も楽しいのが「いかに作家さんの個性を活かした商品を作るか?」という所。
作家さんのこだわりの世界観と高いハンドメイド技術を活かしながら、ヨナグニウマを掛け合わせて「新しい商品」を生み出すことが難しくもあり、とても楽しい部分です。
特に思い出深い雑貨は「琉球張子」と「折り紙アクセサリー」。
沖縄の伝統工芸である「琉球張子」をヨナグニウマをモチーフに職人さんに手作りしてもらい、更に実際のヨナグニウマの尻尾の毛を商品に使えた事もあり、この活動にぴったりハマった商品でした!
また、琉球和紙で作った「折り紙アクセサリー」は折り方にもこだわって作ったので、一番時間をかけて作った思い入れのある作品でもあります。
今後はいつか、拠点のある千葉県にヨナグニウマを連れてきたいです!
現在このLet's support!ヨナグニウマの活動は、"パレット(木材)"を扱う物流サービスの母体のもと実施されています。
ゆくゆくはこれらを融合させる、馬と木材、馬と林業、馬と山などをキーワードに、馬と共に循環型社会を目指す場所を作れたらいいな〜と思っています。
また、ヨナグニウマだけでなく、他の日本在来馬の方たちとも繋がって、何か面白いことができたら良いですね!
今まで作ったヨナグニウマ雑貨たちです。
一部販売休止中のものもありますが、ほとんどは「馬雑貨をもっと見る」から詳細を見れます。
■企画内容
沖縄の与那国島にいるヨナグニウマ(与那国馬)という日本の在来馬を保護活用している人たちへのサポート活動
■主旨
環境の変化の中で減少する在来馬の保護、時代の流れと共に産業から文化へ移行した和紙文化を保護し、馬×紙をテーマに自然素材で雑貨を企画・製作・販売して売上の一部をヨナグニウマ保護活用協会に寄付する。
■コンセプト
1,紙をメインに自然素材を利用した、“環境に優しい心を豊かにする”雑貨
2,沖縄の地域活性化のために、文化・人材・材料を取り入れる
3,ヨナグニウマ(与那国馬)の在来種としての“希少性”と“可愛さ”を全面に出す
オンラインショップ以外に、ハンドメイドマーケットやイベントでの出張販売も⾏っています!
新作情報・出店情報はSNSで発信しています。